【失業手当手続きまとめ】私が実際にやった流れと注意点

日常ごはん

こんばんは。今回は、私が実際に体験した「失業手当の受給手続き」についてまとめてみました。

退職後って、次の仕事を考えながら、色々な手続を進めないといけないのでとても大変ですよね。特に失業手当の申請や受給にはルールがたくさんあって、戸惑うことも多いと思います。

この記事では、私が3月末で仕事を退職し、4月から失業手当の申請を始めた体験をもとに、流れやポイントを時系列とともに紹介します。これから手続きする方の参考になれば嬉しいです。

■退職をした理由について

  • 毎朝5時起きで働く日々。残業も多く、責任ある立場でストレスは限界に
  • 残業代がでない
  • 休憩がとれない
  • シフト制で予定が立てにくい
  • 休みの日でもお構いなく電話やメールが届く・休日でも急に出勤することも

そんな環境で働き続けることに、心も体も限界を感じていました。

不妊治療をしていく中で「今の働き方では難しい」と痛感し、家族とも相談したうえで退職を決意。慣れ親しんだ職場だっただけに、迷いや不安も大きかったです。

■退職後の流れと失業保険の手続き

①退職後、離職票などの書類が届く

私は3月末で退職したのですが、4月上旬に以下の書類が会社から郵送で届きました。

  • 離職票
  • 源泉徴収票
  • 退職金請求書(※退職金制度がある場合)

②ハローワークに相談へ(受給資格の判断は一時保留)

書類が届いたので、すぐにハローワークへ行きました。その時私は「現在不妊治療をしていて、これからどう働くか悩んでいる」と相談しました。

担当の方と話し合った結果、その場で受給資格を決定するのは一旦保留に。一旦書類を持ち帰り、夫に扶養に入ってパートにするか、フルタイムで働くかを夫婦で話し合うことにしました。

ポイント

週20時間未満の勤務にした場合、失業手当は原則として支給対象外になります。ただし条件を満たせば受給期間の延長申請が可能です。

✔延長が認められるためにはハローワークに「正当な理由(例:疾病・妊娠・出産など)」とその証明書類を提出し、審査を通る必要があります。詳細はハローワークで確認を。

※わたしは不妊治療中だと相談したところ不妊治療を理由とする場合、最大3年間の延長が可能と言われました。(通常の受給期間は退職の翌日から1年間)

③フルタイム就職を目指すと決めて、再びハローワークへ

相談から2日後、「やっぱり普通に働くことにしよう」と決めた私は再度ハローワークへ行きました。この時点で正式に受給資格の決定をしてもらいました。

あわせて、今後の流れ(説明会や認定日など)についての案内資料も受け取りました。

④ハローワークインターネットサービスに登録

自宅でも求人検索できるよう、「ハローワークインターネットサービス」に登録。希望条件などを入力し、自分にあった求人を探せるようにしておきました。

⑤雇用保険説明会に参加

指定された日時に雇用保険説明会に参加。受給の流れや求職活動について丁寧な説明がありました。(2時間程度)

⑥待機期間(7日間)

受給資格決定日から7日間は「待機期間」といいます。この間は受給対象外です。この間に次の職場を見つけて働き始めると失業手当の受給はできなくなります。

⑦自己都合退職による給付制限(2ヶ月間)

自己都合退職だったため、待機期間終了後さらに2ヶ月間は給付されません。この間も就職活動実績をつける必要があります。

⑧失業認定

4週間に1回「認定日」があり、そのたびに「失業認定申告書」の提出が必要です。この期間中に、面接やセミナーの参加などの「求職活動」を2回以上行う必要があります。

⑨再就職手当の計算とタイミング

前職で8年間働いていたので、給付日数は90日間。再就職手当をもらうには、一定の条件を満たす必要があります。

【例】

  • 基本手当日額:5,827円(最終6ヶ月間の給料から計算されます)
  • 再就職手当受給率:70%
  • 計算:5,827円×90日×70%=367,101円

ただし支給日数が少なくなるほど支給率が下がり、支給されない場合も。早めの再就職がお得です。

■退職後の葛藤と心情

退職後、4〜5月にかけては「このまま治療に専念するか」「少しだけ働くか」で何度も悩みました。有給が40日間残っていたため3月末の退職でも、実質の出勤は1月末まで。2〜3月は旅行に出かけたり、心を癒やす時間を大切に過ごしました。

でも家にいることが辛くなり、5月からパート勤務を決意。新しい職場での妊娠への不安、育児休業給付金ももらえないし、その反面妊娠できなかったら不妊治療との両立も大変、しかしお金も必要だし…どうしようという葛藤を抱えながらも、今の自分にできることを選んだという想いです。

■保険・年金の切り替えについて

  • 退職後すぐに再就職しない場合、健康保険を「国民健康保険」に切り替える必要があります(市役所で手続き)。
  • パート勤務で夫の扶養に入る場合、夫の会社へ申告+市役所での書類提出が必要です。
  • 年金も「厚生年金」から「国民年金」へ切り替えを行います。

■さいごに

退職・転職・不妊治療。いくつもの選択を同時に抱えるのは正直しんどかったです。でも、ハローワークの相談員さんに助けられながら、自分のペースで前に進むことができました。

「失業手当ってどうやってもらうの?」「働きながら不妊治療できる?」同じように悩む人の参考になれば嬉しいです。

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